論点はそこじゃない。せいじが貫く”ノーダメージ”姿勢は、なぜレギュラー激減という現実を招いたか

ネットの話題

《謝罪の弁も述べていないのにTBSって出演させるんやな》 《千原せいじ出てるぢゃん! 速攻チャンネル変えたわ》

要するにこの記事は
  • 千原せいじは「いじめられっ子」発言で大炎上し、約2カ月が経過した
  • 久々のバラエティ出演でも謝罪なしの姿勢を貫き、X上で批判が続出している
  • 情報番組のレギュラーは2020年に卒業済みで、ラジオ終了など仕事は不透明

論点ずらしのプロ。この期に及んでノーダメージ設定は無理ゲーでしょ。

SNSの反応

気ままに考察

せいじ氏の騒動が長引く本質的な原因は、コミュニケーション戦略の失敗にあると断言できる。彼の発言が問題視されたのは、対談相手を「いじめられっ子」と断定し、議論すべき内容ではなく、人格そのものへの攻撃にすり替えた点にある。これはロジックの破綻であり、権威を利用したマウンティング行為に他ならない。

さらに致命的なのは、その後の対応が「その瞬間だけいやだった」と、発言を軽視し、相手への謝罪の欠如を貫いたことだ。炎上とは、単なる批判ではなく、多くの場合「その後の対応」への不満で燃料が投下されるもの。視聴者が求めたのは、発言内容の是非よりも、公人としての「誠実さ」と「形式的な謝罪」であったはず。

にもかかわらず、本人が「ノーダメージ」という姿勢を見せたため、視聴者側は「反省がない」と判断し、批判の矛先はテレビ出演という活動そのものへと移行した。結果、レギュラー仕事の減少という形で、市場からの明確な拒否反応を引き起こしている。口論の末に放ったひとことが、今後の芸能活動に暗い影を落とすという、構造を見ればこの結末は必然だと言えるわね。

市場の論理はドライ。形式的な謝罪を拒否すれば代償を払うのは当然。

個人的な感想

正直なところ、このニュースは「平常運転すぎて逆に面白い」という感想に尽きるわね。せいじ氏といえば、良くも悪くも直情的で、相手が誰だろうと見下すような発言をするのが彼の芸風の一部だったでしょ。今回の「いじめられっ子」発言も、彼のキャラクター性を考えると、むしろ期待通りの出力だったと言えるんじゃないかしら。

問題は、時代が変わったのに彼がアップデートを拒否している点よ。SNS時代においては、かつてのテレビ的な「毒舌」は、すぐに「人格攻撃」として切り取られ炎上案件になるわ。彼の持つ強烈な個性とロジック軽視の言動は、SNSのフィルターを通すと、もはやただの老害ムーヴにしかならない。

このタイミングで「トラブルになった人も、あのときはいやだけど、いま彼をどうとか思わない」と突き放す姿勢も、彼の美学なのだろうが、ダサすぎて一周回って清々しい。まるで「俺の美学のために仕事を捨てる」という、昭和のロックンローラーみたいな散り様を眺めている気分になるわ。視聴率よりメンツを選ぶとは、さすが大物ってことかもしれないわね。

沈黙を破ったところで、ロジックは破綻したまま。市場は冷酷。

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